「魂の治療」の本の中より


すべての事はあなたの直感的な知恵に従うことです。
その教えは正しいと感じられられますか?彼等は愛に満ち、
思いやりがあって、暴力的でなく、恐れを減らしてくれますか?

 すべてのグループ、すべての人々を、同じ運命の道を行く神聖な魂として、平等にみていますか?
 人はすべて平等であり、私達は同じボートを漕いでいるのだと、教えていますか?
 道をあなたに指し示すことはできても、あなたを霊的な悟りへと
「連れて行く」ことはできないと、認めていますか?

 あなたの目的地に辿りつくことは、あなただけにしかできません。
なぜならば、私達の故郷への旅は内への旅、自分自身への帰還だからです。

天の王国は本当に私達の内にありますから、喜びも幸せもすべて私達自身の
中からやってくるものであり、私達は誰か他の人に救われるわけはなく、真の愛を体験し、
悟ってゆくに従って、私達は自分自身を自分で「救う」のです。

私達の人生は前もって決められた筋書きに沿って動いてゆきますが、
私達には自由意志が与えられていますから、自分の行動にたいして責任を持つ必要があります。
他の人は誰も、私達のかわりに責任を取ることはできません。
どんな悪魔もあなたを傷つけることできませんし、どんな教師もあなたを救うことはできないのです。

神も悪魔もすべて自分で作り出すものです。
素晴らしい教師であれば、その不安や恐怖から取り除いて、
本人が幸せと心の平和への道を知っているということを伝える事ができると思います。







「愛」について天使のひとり言にマロンさんが書いていました。



なんだか、この頃とても寂しい気持ちだな。
ほんとうの愛って、いったい何だろう。
ほんとうの愛って、いったいどこにあるんだろう。
マロンは自分で探そうと思う。

愛は人を救う・・・なんて、どこかのテレビじゃないけれど、
掛け声から得られる愛は、多分ほんとうに求めている愛なんかじゃないぞ。
ほんとの愛は、人間なら一人一人が心の中にそっとしまい、そしてそっと育てて行くもの。
ほんとうの愛の大切さって、実はマロンもよく判らない。

でも、待てよ。愛、愛って言う前に、其の愛を育てる畑がみんな出来ているんだろうか。
肥沃な土地に輝く太陽、水も換気も十分にあって、害虫もいなく、
自然の厳しさから愛の種を守るシェルターもあって、、、
そう、愛を大切に育てる事がほんとうに出来るのだろうか。

人の良い所だけを見たい。
弱い所、悪い所がたとえあったとしても、
寛容な愛はそこを優しく包む。
決して人を傷つけることなく、批判することなく・・・・、

人が人を裁ける訳はなく・・・・・・。
そんな事って出来る人間が、この世にいるとは思わない。

それは醜いビジネスの世界、
マロンの今いるサラリーマンの世界だけで、もう十分だ。
ほんとうの愛を探して、また旅に出るんだ。
見つけるまでは


「愛」・・・
言うのは簡単ですが、実践する事は難しいものです。
そして愛を持ち続けることは、なお難しいものですね。